授業レジュメ-02 アニメーション/AE概要

アニメとは?AfterEffectsとは?

2-1.アニメーションの歴史と授業での課題

2-1-1. アニメーションのはじまり

発祥:「ソーマトロープ」(1824年)や「フェナキストスコープ」(1831年)

エドワード・マイブリッジによるフェナキストスコープ用円板 (1893)

「ゾエトロープ(回転覗き絵)」(1834年)

人間の目は、素早く入れ替わる絵を「動き」として錯覚する(脳のバグを利用する)

★1秒間に24枚の絵を描く「フルアニメーション」の誕生に繋がった。

2-1-2. 「動かす」ための工夫

シルエットと関節: 紙でキャラクターのパーツを作り、少しずつ動かして撮影する手法。

ロッテ・ライニガー Lotte Reiniger 1899-1981(ドイツ)

https://youtube.com/watch?v=b0EO6f-ocAs%3Frel%3D0%26origin%3Dhttps%253A%252F%252Fasano.notion.site

CINDERELLA, Lotte Reiniger (1922)

2-1-3. ディズニーの革新

『蒸気船ウィリー』(1928年)、『シリー・シンフォニー』75本の短編アニメシリーズ(1929〜1939)

『白雪姫』(1937年)『バンビ』(1951年) 圧倒的な描き込みと滑らかな動き。

ロトスコープ: 実写の動きをトレースする技術。

「現実の動きを写し取る」という徹底したリアリズム。

2-1-4. 手塚治虫と『鉄腕アトム』:日本独自のリミテッドアニメーション

毎週放送という高い壁: ディズニーのようなフルアニメは、時間も予算も足りない。

リミテッドアニメーションの導入:

1秒間の枚数を減らす(3コマ打ち:1秒間に8枚など)。

「口パク」と「目パチ」: 動く部分だけを描き直す。

「記号」としての表現: 動きの少なさを、演出や構図の巧みさでカバーする日本アニメの美学

鉄腕アトム第一話(1963年)

日本ではじめてのテレビ用アニメーション

ジャングル大帝第一話(1965年)

日本ではじめてのテレビ用カラーアニメシリーズ

「バンビ」→「ジャングル大帝」→「ライオンキング」の系譜は有名。ここにシェイクスピア(ハムレット)の知識があるとより作品を楽しめる。

2-1-付録:

そのほか、ワークロー的にエポックメイキングな作品群の一部 『超時空要塞マクロス』(1982年)

板野一郎による背景が動きまくるアニメーション、カメラが激しく動く 『機動警察パトレイバー(劇場版)』(1989年)

押井守監督による、緻密な都市風景と広角レンズを意識した画面構成。

『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)

図書館のシーンでははじめて3CGが使われた。

『ほしのこえ』(2002年)

新海誠監督が、ほぼ一人で(パソコン一台で)作り上げた短編。

2-2After Effects(あふたーえふぇくつ)について

2-2-1 After Effectsとは

After Effectsを使うと、多種多様なビジュアルエフェクト(VFX)を動画に加えることができます。After Effectsは動画素材や3Dを扱うことができるので、VFXの制作にも使われています 。実写の素材にAfter Effectsで効果を加えることにより、元の動画のよさを生かしてインパクトや躍動感のある映像に仕上げることができます。

2-2-2 Premiere Proとの違い

Adobe Premiere Pro(プレミア プロ)は撮影した動画素材を元に動画を編集し、動画作品を作成するためのアプリです 。必要のない部分はカットしてテーマに沿った部分だけを繋ぎあわせたり、字幕や音声をつけたりといった用途に利用されており、長時間の動画制作に向いています。 なお、テロップを左から右に動かす、拡大するといった簡単な動きをつける作業はPremiere Proだ けでもできますが、素材同士を合成したり、ロゴやイラストなどの個別の要素に複雑な動きを与える作業はAfter Effectsのほうが得意です。また、After Effectsで作成したデータは、Premiere Proに読み込んで、素材のひとつとして利用できます。

2-2-3 After Effectsって何ができるの?どんな場所で使われているか見てみよう

●ロゴのモーション(TVCMなど)

●TVアニメーション

●コマ撮りアニメ(ドワーフ)

●ボカロMVや漫画などエンタメ系のプロモーション動画

●特撮合成ばOKです。

おまけ:浅野のAfter Effectsチュートリアル(Adobe公式)

After EffectsでIllustratorのデータを動かそう

After Effectsで作るシンプルなキネティック・タイポグラフィ

IllustratorとAfter Effectsで作るデジタルサイネージ用のショートムービー

ロゴマーク&ロゴタイプを動かそう

点滅するネオンサインを作る

デザインされたテキストが繰り返し流れるバナー広告を作る

2 一学期、二学期に取り組むこと・作例

2-2一学期(学期末に提出)する課題

「動き課題(小課題)」と、「実写合成課題」の2つに取り組んでもらおうと思います。

(1)動き課題

「背景」と「被写体」を作成して、動いているように見せる。After Effectsに慣れること、Illustratorを使って素材を作成することが目的。

参考教材:

After EffectsでIllustratorのデータを動かそう

(2)実写合成課題

● 自分のスマホで撮影した実写素材(写真やあまり動かない映像)と、自分で作ったアニメーションや文字を組み合わせる

● テーマ:自然・季節

(3)物語課題

●よく知られている物語(シンデレラや桃太郎など)のアニメーションを作る。脚色しても良い。


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